円安関連まとめ~最近の経済ニュース~
- 佐藤篤
- 2022年9月13日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年10月7日
ドル円の為替レートが140円/ドルを突破してしまいました。
エネルギーと食料の多くを輸入に頼る日本では、それらコモディティの価格が上昇すると、輸入量は増えなくても円建てでの支払い総額が上昇して、その結果円安が進むことになる訳ですが、そのコモディティ価格が下がっているにも関わらず、円安は進んでいます。
そこで最近のドル高円安にかかる経済ニュースで見聞きしたことを、備忘録としてまとめてみました。
原因
アメリカは利上げを継続している一方で日本は金融緩和を継続している結果、日米金利差が拡大してドル高円安が進んでいる。
今後の見通し
各国でインフレ対策として財政拡張的な政策を取っており、これが逆にインフレを加速させる要因になりかねない。そうなると利上げが当面継続することになる。
今までは円以外の通貨も弱く、ドルだけが高い状況だったのが、アメリカ以外の各国も利上げし始めており、日本円だけが弱い状況。結果、円キャリートレードが増加し、円安はますます進みかねない。
日銀が金融政策(YCCの変動幅拡大含む)の見直しを行わない理由
需給ギャップが解消されていない。
利上げは日銀が保有する国債の評価額を切り下げることになり、財務体質を悪化させ、このことが円安要因になりかねない。
中小企業への融資や変動金利住宅ローンの焦げ付きが大量に発生しかねない。
円買い介入の可能性
協調介入は難しい。アメリカはインフレ率が高いため、ドル安を容認するとは思えない。
円売り介入と違って円買い介入は外貨準備高の範囲に限定されるため効果が限定的。
実施するとすれば保有する米国債を売って介入することになるが、そのこと自体が米国債金利の上昇要因になり、却ってドル高円安を加速させかねない。
その他円安是正できそうな政策
インバウンド促進。実際に入国者数制限の撤廃が検討されている模様。
ガソリン減税。企業のコスト抑制により賃上げ余力が上昇し実際に賃上げが進めば、日銀が政策変更することが可能となる環境が整う。
以上が最近見聞きした内容です。
これを見る限り、過去の急速な円安局面と異なって、簡単には巻き戻しそうもない印象を受けますが、実際は何が起こるかはわかりません。
早く円安と物価上昇が落ち着いてくれると良いのですが。
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