インサイダー取引研修、楽天証券口座のトラブル
- 佐藤篤
- 3月28日
- 読了時間: 2分
更新日:5月22日
先日、JICPAから「インサイダー取引防止に関するeラーニング研修の公開及びインサイダー取引規制に係る法令遵守の確認のお願い」と題されたメールが届いておりました。
ある会計士がインサイダー取引で逮捕・起訴された事案を受けてのことのようです。
当該者が起訴されてから約半月ですが、その短期間でeラーニングを作成・リリースした訳で、その迅速さに驚かされると同時に、その背景には法令による公認会計士の株取引禁止を懸念しているのではないかと勝手に勘繰っています。
私は以前、非常勤として某監査法人で働いていたことがあるのですが、その某監査法人でインサイダー事案が発生し、その対応として、年に数回、所属者全員がインサイダー取引に関する研修を受けていました。
当然、私も受講していました。
もう10年近く前のことで、具体的な内容は忘れてしまいましたが、「インサイダー取引はあまりにも割の合わない行為だ」という印象だけは未だに残っています。
失うものが多過ぎるのです。金融庁に出向していた裁判官のインサイダー事案をみれば明らかなように。
今後また会計士によるインサイダー事案が発生したら、個人的には前述の法令による会計士の株取引禁止も止むなしと思っています。
ただ、そうならない方がベターなのは間違いなく、同業者におかれましては、この機会に当該eラーニングを視聴されることをお勧めします。
私も受講しようと思います。
株取引といえば、楽天証券の口座が大変な事態になっているようです。
フィッシング詐欺との説明ですが、IDとパスワードが流出しているのではないかとの噂もあります(楽天証券は否定)。
楽天証券に口座をお持ちの場合はもちろん、その他の証券会社の口座でも、積立しているだけで滅多にアクセスしないという方は、早急にご自身の口座を確認した方が良さそうです。
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