英語学習と前置詞
- 佐藤篤
- 2020年11月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年7月9日
この1年ほど英語の勉強をしております。
と言っても、NHKラジオの語学放送を聞いている程度のことなのですが。
これまでも数ヶ月勉強しては止め、また数ヶ月勉強しては止めを繰り返していたのですが、今回は珍しく1年も続いております。継続出来ている要因としては、これといった目標を持たないで勉強しているということでしょうか。つまり TOEIC~点といった目標のために勉強するのではなく、勉強すること自体が目的になっていて、勉強自体を楽しめているというのが大きいような気がします。
そんな具合に1年程勉強続けてきて実感できる成果というのはこれといってないのですが、勉強することで英語に対する感度が上がっているのは間違いないように思います。
先日も京都高島屋の広告で”Save the world from Kyoto.”という文言がおかしいと話題になっていました。英語に詳しい人からすると「京都(の脅威)から世界を守れ」というふうに解釈されてしまうようです。
広告主としては恐らく(というか間違いなく)「京都から世界を救おう」という意味だったのでしょうが、そうとはならなかったようです。
これを本来の意図通り、且つ広告らしく簡素な英文で表現しようとすると、どう表現するのがいいでしょうか。
あいにく私には思いつきませんでした。
ネットの書き込み等を見ますと、fromの前にカンマをつけるのがいいのではないかという意見がありまして、言われてみればなるほどという気もするのですが、こういったことがパッと思いつくほどの英語力は1年やそこら毎日勉強したところで私には到底身に付くものではありません、残念ながら。
“from”絡みで言えば、「在宅勤務」を英訳させる問題があったのですが、それを私は”work at home”と訳したところ、答えは”work from home”でした(”work at home”でもOKとは解説されていましたが)。
どうやら両者ではニュアンスが異なるようで、atを使った場合は、もともとオフィスがなく、最初から自宅で仕事しているという意味になり、一方fromを使った場合は、自宅とは別にオフィスがあるのに今は自宅で仕事をしているという趣旨になるようです。
「在宅勤務」といっても、atとfromを使い分けることでこのような意味の違いを持たせることが出来るのだなあ、と感心させられた設問でありました。
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