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不耕起栽培、米国リボ払い残高、日銀保有ETF~最近の経済ニュース~

  • 佐藤篤
  • 2022年6月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:2022年10月7日

テレ東で平日朝に放送されている「モーニングサテライト」をよく視聴しています。

先日の放送で気になった話題をメモしました。


不耕起栽培

読んで字のごとく農地を耕さないで作物を育てる農法のことです。

土地を耕すことによって表土が雨や風などで流出し荒地になってしまうことを土壌侵食と言いますが、ある調査では、米国中西部の土壌侵食は持続可能レベルの倍のスピードで進んでいるとのことです。

不耕起栽培はこの土壌侵食を防ぐことが出来、且つ耕すための人件費や耕作機械にかかる燃料費を大きく削減できるのがメリットのようです。

このような特徴があるためESGの観点から注目されているようです。

ちなみに「ふこうきさいばい」と入力して一発で変換されました。


米国リボ残高払い急増

米国におけるリボ払い残高が急増しており、過去の水準の2〜3倍に及んでいるようです。

米国におけるサービス消費が強い故との解釈もできる一方で、高インフレにより食料や燃料等の生活必需品の購入をリボ払いで賄っている可能性もあるとの解説でした。

6月3日に発表された5月の米国雇用統計でも労働参加率が上昇しておりましたので、十分にあり得る話だと思われます。

一方で米国大手銀行の個人預金残高は依然高い水準にあり、コロナパンデミック前を大きく上回っているとのこと。

この一見相反する二つのデータから推察できるのは、一部の個人が多額の預金を有しており、残りは預金が底をついてリボ払いに手を出しているのではないかということです。

この推察が正しいと言い切る自信はありませんが、クレジット関連の指標は少し気にしておこうと思った次第です。

(2022年6月17日追記)

米国のリボ払い残高ですが、物価上昇を補正すると、過去の水準を超えるには至っていないというコメントを目にしました。そうであれば上記の米国大手銀行の個人預金残高水準とも矛盾しませんし「なるほど、それはそうか」と合点がいったのでした。

ただ、リボ払いを利用しがちな低所得者層ほど賃金の伸びが小さいですし、金利は順調に上がっていますので、クレジットリスクが高まっていることには変わりないと考えています。


日銀保有ETFの出口戦略

最近、この話題をよく耳にすると出演者の方が話しておりました。

現状、結構な含み益があるようで、これが損になる前に処分してしまいたいのでしょう。

先日も同局の他番組でこの話題に触れていたので何か動きがあるのかも知れません。その時は解説者の方が、NISA拡充に併せて、3年間等の売却禁止期間を設定した上で国民に簿価で売却するのもいいのではないかとの私案を出されていたのですが、確かに面白い方法だなと思いました。

それが実現したとして、自分が手を挙げるかはまた別の話ですが。


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