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アクティビストとROIC~「企業会計」2026年2月号~

  • 3月13日
  • 読了時間: 2分

「企業会計」2026年2月号の特別企画は「財務指標をどう読むか?アクティビストの眼」でした。

その中から「不完全なROIC経営がもたらすバリュートラップ」(永岡永)を読んでみました。

 

そもそもアクティビストとは

  • 企業の本源的な価値と株式市場における評価(株価)とのギャップに注目し、そのギャップを生み出している原因(バリュートラップ)の解消を通じて超過リターンの獲得を目指すバリュー投資家の一形態

 

ROIC

  • 資本コストと対をなす概念がROIC

  • 企業が企業価値を創造しているかどうかは、投下資本から得られるリターン(ROIC)が投下資本の調達資本コスト(WACC)を上回っているかどうかに集約される

 

ROICが注目される局面

  • 事業ポートフォリオの再構成を検討する場面

  • 資産構成、とりわけ賃貸等不動産や政策保有株式、グループ内資金のやりとりなど本業以外の資産が本当にWACCを上回るリターンを生み出しているかを検討する場面

 

アクティビストが投資機会を見いだす場面

  • 資本コストや株価への意識が希薄な会社

    • ROICやWACCという概念そのものへの理解が不十分である場合もあれば、理解はしていても、対外的な説明や開示が不十分な場合もある

  • 経営者自身はROICとWACCを理解しているものの、具体的な行動へと落とし込めていない会社

    • 社内調整、歴史的経緯、取引先や従業員への配慮など、様々な事情から、資本コストを下回る事業・資産が温存され続けているケース

  • いずれの場合も、ROICと資本コストが理解されているかどうかだけでなく、意思決定の基準として機能しているかどうかがバリュートラップの存否に影響する。資本コストを下回る事業や資産について、継続・縮小・撤退といった選択肢を冷静に検討し、その是非を株主に説明するプロセスが機能している会社において、アクティビストの出番は基本的にはない。

 

ROICの観点から見て疑問の残る資産の例

  • 賃貸等不動産

  • 親会社への貸付金や預け金

  • 政策保有株式

  • 過剰な現預金など

 

情報開示

  • 重要なのは実際の会社の姿勢ではなく、投資家が会社の姿勢をどう評価しているかという点

  • 情報開示や株主への姿勢に対する投資家の評価は、投資家のニーズに対応できているか否かで評価される

 

感想

アクティビストの定義が明確で、「ああ、そういうことか」と今更ながら理解しました。

記されている内容に目新しさはありませんが、理解しやすい論考だと感じました。

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