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生成AIを経理業務で利用する~「企業会計」2023年11月号~

  • 佐藤篤
  • 2023年12月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年12月19日

「企業会計」2023年11月号の特集は「経理の生成AI入門」でした。

大規模言語モデルの仕組みや生成AIを社内利用する場合の留意点の解説の他、実際に経理業務に利用してみるトライアル的記事も掲載されていました。

 

具体的には、

  • 経理部の先輩になって貰ってOJT代わり

  • 問題案件の対処法の相談(記事ではM&A投資の減損)

  • 会社法の事業報告書の事業の状況の作成

  • コーディング(ストックオプション価格の算定他)

といった内容です。

 

それらの有用性を〇△×で表すと、

  • 調べもの×

  • アイディア出し△

  • 要約△

  • 事業報告△

  • コーディング〇

という結果に落ち着いた印象です。

 

私もBingに搭載されているChatGPTを使ってみたことがあり、その時も「調べものは×だな」という感触でしたので、その点は大きく変わっていないようです。

 

一方でコーディングについては、かなり有用なようです。

ただ、以下のような注意点もあるとのこと。

コードを生成する場合でも謝った回答を伴う可能性があるため、ChatGPTの動作の正確性を検証できるプログラミングの知識を身につけていく必要がある点にご留意いただきたい。

(特集記事「コーディングで提携業務を自動化」(稲垣大輔)より引用)

 


これを読んで思ったのは、プログラミング知識のレベルとして 、書けなくても読めて改善点を指摘出来る程度になれれば、ChatGPTを利用していろいろ出来るようになるのではないか、ということでした。


そのレベルへの到達難易度については、素人の私には想像もつきませんが、英語で例えるなら、 話せないし聞き取れないけど、読んで理解はできて、英文の間違いを指摘できるというイメージでしょうか。


そうだとすれば、結局はプログラムのボリュームや高度さ次第なのかも知れませんが、どうせ高度で大がかりなプログラムを組むつもりはさらさらないので、トライしてみる価値はありそうだです。


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