「推し活」やってみた話とブームの現状~「企業会計」2025年12月号~
- 佐藤篤
- 1月2日
- 読了時間: 3分
昨年は「推し活」のようなことをしました。
長年、生で観てみたいと思っていたアーティストがいるのですが、何せチケットを獲るのが困難で半ば諦めていたところ、軽井沢で開催される音楽フェスにそのアーティストが出演することがわかり、チケットにも空きがあったため、思い立って日帰りで行ってきました。
パフォーマンスは想像以上に素晴らしく、これはまた行かなくてはと目論んでいるのですが、その余韻も冷めきらぬ中(?)、「企業会計」2025年12月号に特別インタビュー「たかが推し活、されど推し活」(原田曜平)が掲載されていましたので、読んでみました。
オタクとの違い
オタクは他のものに時間やお金を割かず、全てを費やした結果、見た目に気を使わなくなり、周りからキモオタと揶揄されることがあった
昔はビデオや雑誌を取り寄せるなど情報を集めるのに手間がかかったが、インターネットの普及でそれほど時間やお金をかけずに情報収集ができるようになり、オタクの人たちに時間とお金が生まれた
ファストファッションが一般的になり、オタクの人たちがダサい格好をしていることが少なくなった
人生で他のものを捨ててまで没頭しなくても、自分が好きなものを追求できる環境になった結果、推し活に没頭する人が増えた。推し活ブームとはつまり「ライトオタクの増加」のことである。
日本の特殊性
日本は国土面積がそれほど大きくなく、国内にいる外国人も3%程度で他国に比べれば圧倒的に少ない状況のため、同じような価値観を持っている人たちが集まりやすく、容易にブームが起きやすい環境にある
マーケティング戦略
SNS市場は、プレイヤーが増えすぎて飽和しており、そこで発信していれば商品がヒットするという単純なものではなくなった
今時の40歳以下は何かしらのSNSアカウントを持っていることが多く、消費者層に認知されやすいため、発信の方法を考えるより、良いコンテンツを作るという原点に立ち返るべき
マスを狙うのも一つの方向性である一方、ニッチな市場で客単価を上げる戦略も推し活時代には合っている
アサヒスーパードライの事例
これまではたくさんのテレビ広告やYouTube広告を打って「面で取る」営業戦略を取っていた
世界的K-POPスターであるBLACKPINKの広告起用にあたって、韓国に対してネガティブな印象を持つ中高年を考慮し、テレビなどのマス向けの広告ではBLACKPINKを出演させず、渋谷など若者がいる場所の大看板で広告を見せる方法をとることで、若者と中高年とでプロモーションの使い分けを行った
感想
世の中には推し活のために仕事を頑張っている・耐えている人が少なくないらしく、コロナパンデミックで推し活が制限されていた時期は、それが原因でメンタルクリニックへ通う人が増加したなんて話も聞いたことがあります。
出来ることは出来るうちにやっておかないと、と思わされます。
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